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ギター、ベース用木材について

エレクトリックギター、ベース使われる木材と音の関係

エレクトリックの音は、ほぼピックアップで決まると思われている方もいらっしゃるかもしれません。実際、ピックアップがアンプから出るにかなり影響するのは事実ですが、ピックアップは弦振動を電気信号に変えるだけで、楽器から出ていない音の成分まで作ってくれるわけではありません。
本当に良い音を出すためには、生音が良い=アコースティック楽器として優れたものになっている必要があるのです。エレクトリックであっても、基本的にはアコースティック楽器であることを考えると、使用する木材がいかに非常に重要な意味を持つか理解していただけるのではないでしょうか。

木材乾燥について

楽器に限りませんが、木材は水分を多く含み、乾燥が進むと収縮して変形したり割れたりするため、木材を使う製品の場合、木材乾燥は極めて重要な意味を持ちます。
一般的には、3~4ヵ月かけて天然乾燥によって含水率を20~15%まで落とし、その後、人工乾燥炉の中で含水率が8~7%になるまで乾燥させます。
エボニーなど硬くて重い材料は、後で割れや反りが出やすいので、1年ほどかけて天然乾燥するのが望ましいとされています。
また、人工乾燥も含水率が下がれば良いというものではなく、木に無理がかからないように徐々に乾燥させていくための様々なノウハウがあります。

板目、柾目について

原木からどのように切り出されたかによって、板材は板目材あるいは柾目材に区別されます。

板目材
年輪がはっきりした木材では、たけのこ状の木目がはっきり出ます。柾目材と比べると変形が多めに出る傾向はあります。

柾目材
木材の直径方向の部分から切り出された板材で、木目はストライプ上になります。経時変化が少なく強度もありますが、1本の原木から切り出せる量が限られるので、価格も高めになります。

木材の重さ、硬さと音の関係について

一般的な傾向としては下図のようになります。
楽器としての音の立ち上がりは、使用する木材の比重が小さく弾性率が高いものほど、速く(鋭く)なります。

※ もっと詳しく知りたい方は、Tech Talk の「ボディ材について」「ネック材について」「指板材について」をご参照ください。